和室は現代のニーズに合っていないのか
現代の生活では、家具の配置やインテリアの自由度が高い洋室が好まれる傾向があり、和室を洋室化するリノベーションが増えています。「和室=古い」と考えがちですが、実は工夫次第で現代のライフスタイルにマッチするおしゃれな空間に生まれ変わり、内装の差別化に繋がります。本記事では、和室を洋室化した事例や、琉球畳を使用して日本らしさを感じられるリノベーションを行った事例をご紹介します。
ポイント
《洋室化のメリット》
- メンテナンスの簡便さ:畳は定期的なメンテナンスが必要で、手間やコストがかかります。これに対して、フローリングの床は退去後も含めメンテナンスが少なく、長期間使用できます。
- スペースの有効活用: 和室はふすま、障子など、仕切られた空間である場合が多いです。洋室にすると部屋を広く感じることができ、使いやすいレイアウトに変更できます。
- グローバル化にも対応できる: 現代的でスタイリッシュな洋室は、ベッドやソファといった西洋の家具を合わせやすく、特に若い世代や外国人居住者に人気があります。
一方で、和室には伝統的な日本の暮らしに根ざした魅力が多くあります。
《和室のメリット》
- 自然素材の心地良さがある:畳や木材、紙を使った障子など、自然素材で作られているため、空気が清浄で心地よい空間を提供します。特に畳は湿度を調整する効果もあります。
- 風通しと採光の良さ: 障子やふすまを使うことで、部屋の採光や風通しを調整でき、自然な光を取り入れながら風が通り抜ける心地よい環境を作ることができます。
- 子育て世帯に優しい:柔らかく通気性の良い畳は幼児にも優しく、子育て世帯に人気があります。
- 施工費用の削減:和室をリノベーションする際、洋室に変更する場合と比べて、施工費用を抑えられることがあります。
①和室を無垢床へ張り替え、洋室化したリノベーション事例
東京都国分寺市/1K/1986年
《リノベーション前のお悩み》
20年以上入居していた入居者様が退去し、畳が剥がれていたりと状態が悪く、原状回復にも費用がかかる状態でした。
加えて、洗濯機置き場が外のため、入居者募集に懸念されていました。現代のニーズに合わせてフルリノベーションを行い、賃料をアップさせたいとのお考えで、
過去にリノベーションを行った際の早期申込み獲得の面にご満足頂いていました。
《解決ポイント》
- グッドルームリノベーション「TOMOS」の特徴である無垢床に張り替えを行う
- オープンタイプの収納は建具が不要なため、個性的な間取りでも家具のレイアウトで困らない造りへ
- 居室の広さを活かして脱衣所を設け、洗濯パンを新設。2点ユニットも解消して現代の暮らしに合わせた
結果、工事中にも関わらず7件のお問い合わせを獲得。賃料0.6万円アップで入居申込みを獲得!
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グッドルームではデザイン性の高い、スタイリッシュな琉球畳を採用したリノベーションも行っています。
②琉球畳を採用した事例
大阪府大阪市/2LDK/1983年
《リノベーション前のお悩み》
長期入居の退去で原状回復に費用ががかかるものの、設備は建築当初のままで、現代のニーズに合っていないとお悩みでした。
リノベーションして長期保有していきたいが、施工費用がご懸念だったため、申請作業もグッドルームに一括でお任せ可能な補助金制度の活用をご提案。
お手間が発生しないという点も踏まえてのご依頼となりました。
《解決ポイント》
- 間取り変更でリビングを拡大。子育て世帯向け補助金の支給金額割合が大きい対面キッチンへ変更。子どもを見守りやすいリビングへ
- 一部の居室は和室として畳を使用しコストを抑える。琉球畳の採用でデザイン性をプラス
- 入居者様にも人気なアーチ開口を採用。建具が不要なためコストを抑えられ、リーシング時の差別化ポイントにもなった
結果、補助金100万円満額支給+賃料4.1万円アップで申込みを獲得!
まとめ:和室は工夫次第で生まれ変わる!
洋室化・和室活用それぞれのメリットと、リノベーション事例をご紹介しました。
和室は時代遅れではなく、工夫次第で現代の暮らしに適応できます。内装の差別化を図り賃料アップを目指すために、ぜひリノベーションを検討してみてください。
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